分かりません、できません、失敗しました 言っていいんだよ?
分かりません、できません、失敗しました
言わない人(言えない人?)ってあなたの周りにいませんか?
言わない(言えない)ことで、どんどんドツボにはまっていく人。
もしかして、あなたもそうではありませんか?
実は、私も以前はそうでした。
分かりません、できません、失敗しましたって言わない人でした。
取り返しの付かない状況まで堕ちたこともあります。
人間関係の崩壊です。
聴いてみるとそういう人って多いみたいなので、今回は克服法です。
でも、できる(やる)かどうかは、あなた次第。全て私の体験に基づいた実践済みのお話しです。決して机上の空論ではありません。
分かりません、できません、失敗しましたって言わない(言えない)人へ
答えはシンプルです。
勇気の問題。
仕事を例にしてみましょう。
あなたの目的はきちんと仕事をこなすことだとします。
でも、技術、知識が足りないため、うまくできません。
そんな時、分かりません、できません、失敗しましたって
言えますか?
もし、言わずに、不備のままあなたの仕事を済ましたらどうなるでしょう?
あなたは信用を失います。
もし、言って、きちんと処理したら…。
嫌なことを言われるかもしれません。
でも、信用は失わないのではないでしょうか?
では、どうして言わない(言えない)のでしょう?
理由は様々だと思います。
恥だと思っている、叱られたらどうしよう?、まあ、いいや など…。
これって全部、あなたの勝手な思い込みではありませんか?
分かりません、できません、失敗しました
は、
恥ではありません。
必ず叱られる訳ではありません。
過去にそういう体験があるからでしょうか?
過去は過去です。
ちゃんと教えてくれない、叱る(怒る)、バカにする…。
「仕事ができるようになること」があなたの目的であることを明確に理解できていれば、気にする必要はありませんし、きちんとできるようになれば、誰も文句は言いません(言えなくなります)。
ですから、
恥、とか、叱られたらどうしよう?
そんな思い込みの場合は、単に勇気の問題です。
こんな風に言ってみてはいかがでしょう?
教えて下さい、できるようになりたいんです!
失敗しました。次はできるようになりたいので、どうすればできるようになるか一緒に考えていただけませんか?
それでOKなことって、きっと多いと思いますよ?
完璧な人なんていませんし、何よりあなたの目的(仕事ができるようになりたい)が相手に伝わります。
じゃあどうする?
これを一緒に考えることが、あなたや協力者にできる最善の道ではないでしょうか?あなたにできることは、そんな働きかけをして相手を巻き込むことです。
まあ、いいか…。
なんていい加減な気持ちで仕事するなら辞めたほうがいいです。
仕事って、相手を信用することが土台にあります。
信用出来ない相手と仕事するのって、本当にしんどいと思いませんか?
やることなすこと、全てチェックしないと安心して次へ回せませんよね?。
こんな人は仕事を辞めるか、考え方を根本的に改めるしか道はありません。
まともに仕事ができないのに、まあ、いいか…。ってのはないと思いますが、いかがでしょう?
そういうのは論外です。
もし人の命に関わるものづくりをする仕事をしていて、そんな人がいたらどうなるでしょう?あなたの判断が品質の基準ではありません。品質の基準とあなたの判断と照らしあわせることが、責任ある仕事をするということです。
違いますか?
分かりません、できません、失敗しましたって言わない(言えない)人と関わる人へ
ここまでは、
分かりません、できません、失敗しました
って言わない(言えない)人の話でしたが、ここからは、そんな人と関わる人へのメッセージです。
もしあなたが、良好な関係を築きたいのであれば、失敗を指摘するのではなく、
「こうしてみてはどうだろう?」
と、提案してみてはいかがでしょう?
でも、あなたの中にも葛藤は生じるでしょうね…。
できないのをできるようになってもらうまで見守り続けるのって、とてもエネルギーが要りますから…。
人は失敗を通じてしか学ばない。失敗を経験させ、自ら「変わろう」と決断するのを見守るのだ。 by アルフレッド・アドラー
— アドラーのことば (@adler187027) 2016年5月2日
できないのはあなたの問題ではありません。相手の問題です。できないことを気にする必要はありません。ただし、必要な提案やサポートをしていればね…という条件付きですが…。
もし、必要なアドバイスもなく、ただできないことを黙認しているだけなら、あなたはその他大勢の人からの信用を失う事になるでしょう。あなたはあなたの課題を放置しているということですから…。
なにより、あなた自身が後悔するのではないでしょうか?
イライラや葛藤は、あなたが相手を想っている証なのではないでしょうか?本当にどうでもいいやって思えないからこそ、そんな感情が生じるのではないでしょうか?
思い出してみてください…。
昔、あなたにもそんな時期がありませんでしたか?
完璧な人なんていませんよね?
あなたにできることは、働きかけを続けることだけ。相手が心を開かない時もあります。あなたはあなたのベストを尽くせば、後悔は残りません。できるようになることを願い、励まし続けるだけです。叱ることに効果はありません。
叱られたり、ほめられたりして育った人は、叱られたり、ほめられたりしないと行動をしなくなる。そして、評価してくれない相手を敵だと思うようになるのだ。 by アルフレッド・アドラー
— アドラーのことば (@adler187027) 2016年5月1日
今、ここで、あなたのできる最善を尽くすだけです。分かりません、できません、失敗しましたを言いやすい関係づくりを。とてもとても大変なことは承知しています。ファイトです!
まとめ
分かりません、できません、失敗しました
言わない(言えない)人、そしてそんな人と関わる人への応援メッセージでしたが、いかがでしたでしょうか?
多くの人は、この両方を経験しているのではないでしょうか?今回は仕事を例にしましたが、学校、家庭、その他人と関わる中で一度は経験があると思います。
仕事だったら楽です。割り切りやすいですから…。
でも、子育てや夫婦関係ではなかなかね…。
いずれにしても、あなたが変わる以外に術はありません。
勇気を出すか、覚悟を決めて向き合い続けるか…。
アドラー心理学の考え方を基に書いてみました。
どうでしょう?
厳しいですか?
私はとても優しい考え方だと思いますが…。
失敗しちゃったね…。
でも、大丈夫。きっと生えてくるさ…。
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