感動するほど綺麗なものを土足で蹴散らせる心理
こんな投稿を目にしたんだ。
で、どうしても書きたくなったんだ。
落ち葉🍁の上をさくさく歩いているとき、わいてくる愉しさ、高揚感。
— しみず わかな (@tear_dream) 2018年11月27日
もしかして
『うつくしいものを踏みつける』という、一種の背徳感情に起因するんじゃないだろうか‥
と、おもうなど。
感動するほど綺麗なものを土足で蹴散らせる心理って、考えるとちょっと面白い。
ボクの日々の仕事の中に「花切り」と呼んでいる業務があります。告別式の最後に、式場に飾った花をバッサバッサ切って、ご遺族が棺を花でいっぱいにしていきます。
一種の背徳感情
というのはたしかに日々感じます。生花を、まだ枯れた訳ではない花を灰にするために切り倒す行為。たくさんの花で美しく飾った祭壇を破壊する行為。
ボクの仕事は、散りゆく花の儚さや美しさを、人為的に演出する仕事なのです。
春になると桜が咲きます。そして咲いたかと思うと、あっという間に満開を迎え、そして風に舞散ります。通夜前に一気に満開の状態を演出し、告別式の最後にあっという間に散りゆく美を演出します。
ボクの仕事は、創造と破壊です。どちらかだけという仕事はたくさんあると思います。でも、ボクの仕事は両方を毎日行います。
元々ボクには破壊衝動があります。ある日突然、それまで積み上げてきたものを壊したくなることがありました。今は日々創造と破壊を繰り返しているお陰か、とても穏やかな日々を過ごせています。
この仕事に就くまでは、花になんて全く興味がなかったのにね。不思議だねぇ。生きることは偶然を積み重ねること。だから面白いんだよね。
未来はまっ白なんだとボクは思う。まっ白な事に怯える人もいると思うけど、偶然という絵の具を使って、好きなように描ける訳だから、ボクはワクワクするんだけどな。全て指定されて、で、ヘタクソな絵しか描けなかったらがっかりでしょ?ボクはボクが好きに描いてヘタクソだったら満足だけどな。
なんて、なんだか取り留めのない投稿だけど、まぁいいか。
最後まで読んでくれてありがとう。