これから10年年収が下がる人上がる人: お金の不安が消える新しい働き方 (一冊の本が繋ぐご縁)

木曜日は、「一冊の本が繋ぐご縁」。
今回は、本が繋ぐご縁、初体験のお話。

これから10年年収が下がる人上がる人: お金の不安が消える新しい働き方
松宮義仁 著

きっかけ

2013年2月、この本の発売にあわせ、Facebook上で応援キャンペーンが行われました。その頃といえば、Facebookを本格的にやってみようと思っていた時期。キャンペーンを通じて、いろんな体験をすることができました。

↓文庫版
これから10年年収が下がる人上がる人: お金の不安が消える新しい働き方 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥617
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本が繋ぐご縁

同時に、この時にかなり多くの人とお友達になりました。年齢、性別、職業の異なる、それまでは何の接点もなかった人たち。Facebookって面白い!を知ったのがこの時でした。

1冊の本が、これほど多くの人を繋ぐものなんだと知ったのもこの時。それまでは、自分が読んだ本の感想を書いて、それでおしまいでした。アウトプットはすれど、誰かのためというよりは、自分のためでした。アウトプットすることが、誰かの役に立つ行為だと知ったのも、この時。

そんな、想い出の多い本です。その後、Kindle版も発売になり、今でも時々iPhoneで読んでいます。

Kindle
これから10年年収が下がる人上がる人/松宮 義仁
¥価格不明
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こんな本です


年収が下がる人は、複雑に考える。
上がる人は、シンプルに考える。


といった感じの45のことばと、その解説という形式ですが、とてもシンプルで分かりやすい内容になっています。タイトルから金儲け色を強く感じるかもしれませんが、生き方、考え方の本だと思います。行動することで、お金は後からついてくるといった感じで読むほうがよいでしょう。

この章を繰り返し読んだ記憶があります。

年収が下がる人は、人を利用しようとする。
上がる人は、人に貢献しようとする。

「自己受容」、「他者信頼」、そして「他者貢献」。これはアドラー心理学の重要な要素です。3つがあって初めて、人は幸せを実感することができます。人を利用しようとする行為は、信頼ではなく、信用を前提にしています。役に立つならという意識があるんですね。無条件で相手を信じることが信頼であり、信頼があるからこそ、本気で相手に貢献することを考えるようになります。

アドラー心理学を通して読んでみると?

改めてこの本を読んでいますが、アドラー心理学の立場から読んでみると、いろいろと新しい発見があります。1年前より、私も少しは進歩したのかもしれませんね(笑)。10年後、あなたや私はどうなっているのでしょう?なんて、考えても仕方ありません。もし、将来に不安を感じているのなら、杞憂です。それよりは、「いま、ここ」を精一杯生きてみましょう。人生は刹那を生きることです。不安を感じている間があったら、行動してみましょう。

45のことばのうち、どれか一つから取り組んでみる。やるか、やらないか。とてもシンプルなところが、この本が好きな理由です。

アウトプットの読書へ

同じ著者の本ですが、ビジネス書の利用方法です。今でもこの本に書いてある方法で速読とアウトプットをしています。(「嫌われる勇気」についての連載も、基本的にはこの方法で書いています)
あなたのアウトプットは、誰かの役に立ちます。ビジネス書は、アウトプット前提の読み方に変えてみてください。コツさえつかめば、誰でもできる方法です。1冊の自己啓発書の、あなたにとって大切な2割を抽出するために、一番シンプルな方法だと思います。
読書力 30分で読んで覚える! ビジネス速読入門講座/ゴマブックス株式会社
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おしまい

SNSであなたが読んだ本について発信することは、他者貢献につながると同時に、あなたと読者を繋ぎます。私のように、生涯の友人と出遭うかもしれません。

このことばを引用して終わりにします。

年収が下がる人は、人が発信した情報を収集する。
上がる人は、自分で情報を発信する。


あなたも自分メディアの編集長になってください。私も、発信し続けます。