自分を愛する技術
「自分を愛する技術」という本が、6月10日、発売になりました。SNSをしている人は読んだことがあるかも?な本、「今すぐフォロワーはやめなさい!人生のリーダーになるために、やるべきこと、やってはいけないこと」の著者、加藤秀視さんの新刊です。
発売前にFacebookの投稿で、「読みたい人!」という募集があったので読んでみました。この本、映画にしたら絶対に面白いです!。この本は映画「マトリックス」のあるシーンの引用から始まります。白いウサギに導かれ、真実を知ることになった主人公ネオ。この本の主人公は、不思議な犬に導かれ、真実を知ることになります。(本の表紙、分かりますよね?映画「マトリックス」あのシーンです)
この、不思議な犬、人間の言葉を話します。口は悪いですが、いい奴です。昔は敏腕編集者だったとか...。(ちなみに、この本のプロデュースは長倉顕太さん)。思わず、ニヤリです。
「嫌われる勇気」というアドラー心理学に関する本がベストセラーになっています。哲人と青年の対話篇なのですが、この本も主人公と彼のメンターとの対話を通して、主人公は自分を愛することとは?に目覚めていきます。
ずっと、こんな感じだったら、映画にしたら絶対に面白いぞ!なんて思いません。最後にドラマが待っています。「やられた~!!」と思いながら、感動の涙、涙、涙でした。映画「ファイト・クラブ」、「ベンジャミン・バトン」のデヴィッド・フィンチャー監督の、「ゲーム」ってご覧になったことありますか?あんな感じです(笑)。
自分のことを好きです!って言える人は案外少ないのかもしれません。本当に自分のことを好きで、愛しているなら、自殺や自傷行為をしたり、薬物やアルコールに依存したり、過労死したりなんてしないでしょう。
先日こんなニュースを目にしました。
20代死因の5割 自殺する若者の複雑な心理状態
2014年版の自殺対策白書によりますと、日本の自殺者数は2年連続で3万人を切り、減少傾向が続いています。しかし、15歳から34歳の若い世代では、男女ともに死因のトップが自殺となっています。若い世代で死因のトップが自殺なのは、アメリカやドイツなど先進7カ国のなかで日本だけです。人口10万人あたり20人に上り、2番目に多いカナダの12.2人を大きく上回っています。
ほんとうに自分を大切に、愛するってどうしたらいいのか。タイトル通り、その技術、方法について分かりやすく書いてあります。時間はかかるかもしれませんが、誰でも変われます。誰でも、自分を愛することはできます。どうしたらよいのか知らないだけですから。
自分と向き合うこと、人と向き合うことに臆病になっている人にご一読いただきたい本です。全ては勇気の問題です。自分を愛する技術と勇気があれば、きっと大丈夫。熱い想い、この本によってできた繋がりは、巻末を読んでいただけるときっとお分かりいただけます。たくさんの人に読んでいただけますように。そして、自分を愛することに目覚める人が増えますように。