月に映すあなたの一日 (一冊の本が繋ぐご縁)

木曜日は、「一冊の本が繋ぐご縁」
今回は、「月に映すあなたの一日」。
ネイティブ・アメリカンのことわざをまとめた本を紹介します。

月に映すあなたの一日―ネイティブ・アメリカンの364のことわざが示す今日を生きる指針 (MAR.../マーブルトロン
¥1,728
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※画像はイメージです。

こんな本

内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
一日一言。ネイティブ・アメリカンの「知恵のことわざ」が、今日からのあなたの生き方を変える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北山/耕平
神奈川県生まれ。作家、翻訳家、編集者。大学在学中から編集の仕事に携わる。76年より4年間をアメリカで過ごし、ネイティブ・アメリカンメディスンマンとの出会いをきっかけに、彼らの精神や暮らしぶりや物語を日本の次の世代に伝え、日本列島のネイティブ・スピリットの根っ子を探るワークを開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Amazonより)

特に解説がついている訳ではありません。新月から次の新月までの「28日の夜の周期」からなる月のサイクルに基づいて、1年を364日、13ヶ月として構成されています。

読んで腑に落ちることばもあれば、そうでないことばもあります。自然と共に生きた彼ら。現代人には理解できない、ピンと来ないことばもあります。

こんな感じで読んでいます

この本も、以前紹介したプーさんの本と同じように、パラパラとめくることが多いです。その時に、ページをめくる手が止まる箇所があります。例えば、今だとこんなことばに目が止まりました。

真実を語るにはたくさんの言葉はいらない。

人は最初から最後まで生き抜かなくてはならぬ。他の誰にもあなたの代わりはつとまらない。

われわれの最初の師は自分のこころ。

樹を見て、すべての葉が同じではないように見えたとき、その人間には、樹のほんとうの姿が見えたことになる。

われわれに耳がふたつと口がひとつ与えられているのは、少なくとも話すことの二倍は聞くことをしなければならないということである。

過ぎた日々が繰り返すことはない。それは誰も、もう一度子どもに戻れないのと同じ。

こんなことばが目に止まりました。親切な本ではありませんが、自由な本。そんな印象です。どのように意味づけをするかは、読む人のこころ次第です。写真集を除いては、所有しているなかで一番自由な本だと思います。

自分の心と向き合うには、このくらいシンプルな内容が良いと思います。スピリチュアルな世界、嫌いではありません。特に力を持っているなんてことはありませんが...。モノに囲まれ、日々あくせく生きる人の多い文明社会。時には、自然を感じることも必要です。

山に登ったり、海や川で泳いでみたり。太陽と共に活動を始め、月と共に穏やかな語らいの時間を持つ。この夏、そんな体験をしてみるのもいいんじゃないかな?って思います。

想像の翼を拡げてくれる本です。よかったら、読んでみてください。